「パナマハットをかぶってみたいけど、種類があってどれが良いのかわからない・・・。」
一口にパナマハットといっても、色々なブランドがあって、形も色々とあります。
パナマハットというとエクアドルが本場ですが、品質も様々。またそこからイタリアでデザインして輸出する場合もあり、品質だけでは価格も測れません。
初めてのパナマハットに、どんなタイプが良いのでしょう?
パナマハットの選び方と編集部おすすめの帽子をご紹介していきます。
どれも初心者から気軽に始められるパナマハットを厳選しましたので、参考にしてみてください。
そもそもパナマハットとは?
春夏の帽子といえば、パナマハット。
パナマハットは、熱帯地域で栽培されるトキヤ草で編まれた、エクアドル発祥の帽子です。
赤道直下のエクアドル。
そもそも、エクアドルという言葉自体が赤道直下という意味なのですが。
エクアドルは日本の本州くらいの大きさの国で、1000万人くらいです。
コーヒー豆もとれますし、バナナも有名、宝石も採取されるし原油も出る国。
赤道直下ですが標高が高く涼しいという現代の天国のように条件の揃った国なのです。
そんなエクアドルで、パナマハットは今でも現地の熟練職人の手作業で制作されています。
天然草を育て、刈る。そして、編む。もはや、工芸品といった方が良いのではないでしょうか。
そんなパナマハット、どんな特徴があるのかといいますと、
- 薄い
- 軽い
- 涼しい
かぶるとわかるんですが、頭をしっかりガードしてくれて、それでいてファッショナブルなアイテムなのです。
そのため、特に夏のファッションアイテムとして世界中のファッショニスタがかぶる帽子です。
被り方を意識する
自分にぴったりの帽子に出会って、服を着て全体をチェック。
きっとここまで来ればオシャレに帽子をかぶりこなせているでしょう。
そしてもっとこなれ感を演出するために、かぶり方にもフォーカスしてみましょう。
ファッショニスタは帽子を少し斜めにしていることがあります。
こうするだけで小粋な表情が出ます。
オーバーにしなくても良いのです。他人にわからない程度、1mm斜めにするだけでも随分とこなれ感が出ます。
というのも、人間の顔は左右対称ではありません。
スーツの上着も左右対称に見えて、片方にしか胸ポケットがないように、人間も非対称(アシンメトリー)なのです。
そこで、パナマハットも水平に、優等生のかぶり方から、少し左右に傾けてバランスをとるわけです。
あなたにピタッとくる角度を見つけてみてください。
はじめてのパナマハットにおすすめの5つの帽子
ここではおすすめのパナマハットをご紹介してみたいと思います。
合わせやすい中折れハットタイプからオプティモという高級タイプまでおすすめの帽子を5コ紹介していきます。
「たくさんあってどれを選んだらいいかわからない・・」という方は参考にしてください。
オメロオルテガのセリ
パナマハットの中で、オメロオルテガのセリというパナマハット。
パナマハット原産地、本場エクアドル産のパナマハットブランドで、現地での知名度も高く、ハリウッドスターも愛用する、長年の実績が証明する確かな製造技術を持った、品質の高い帽子です。
天然のトキヤ草を使用して、ブリーチをかけた白さが特徴ですが、何よりも本パナマで2万円というのは入り口としてもぴったりだと思いました。
それから、私が好きなところですがリボンが段巻きになっていて、凝っています。
ブリム(つば)の端を別素材でくるんでパイピング加工されています。の処理にもこだわって作られています。
仕上げ方も毛足を短くカットして、起毛させずサンドペーパーで磨いて毛羽立たせるプレーンファーフェルトで、滑らかな風合い、高級感があります。
まず揃えておきたい定番のセミブリーチの白。そしてリボンはネイビーでもっとも合わせやすく、パナマハットの入門編といえます。ブリム(つば)が6.5センチと扱いやすく、カジュアルはもちろんジャケットスタイルにも合わせやすいです。
お値段もトキヤ草100%で20,000円というところが1位の理由です。
現在オメロオルテガは、現地での購入か、日本の総代理店のウェブサイトのみで購入できて、実店舗はないようです。
ただ、ネットで購入してかぶって合わなければ、送料無料で返品交換をやっているので、まずは合うか試してみてください。
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
合わせやすさ | ★★★★★ |
ブリム | 約5〜6cm |
フロント高 | 約11cm |
特徴 | 段巻きリボン |
色 | ホワイト |
素材 | 天然トキヤ草 |
価格 | ¥23,000(税別) |
>>オメロオルテガのセリをもっと詳しく
ボルサリーノのパナマファイン
パナマハットといえばボルサリーノというくらい知名度の高いイタリアのブランド、ボルサリーノのパナマファインというパナマハットです。
形は中折れハット。
天然トキヤ草を使っていますが、ブリーチがかかってナチュラルな色よりもさらに白い仕上がりになっていて涼しげです。
始めてでも合わせやすいブリム(つば)で、コットンやリネンジャケット、ポロシャツなんかに合わせたいですね。
おすすめ度 | ★★★★ |
---|---|
合わせやすさ | ★★★★★ |
ブリム | 約5.5cm |
フロント高 | 約10.5cm |
特徴 | 本パナマ |
色 | ホワイト |
素材 | 天然トキヤ草 |
グレード | 不明(ファイン) |
価格 | ¥55,000(税別) |
オメロオルテガのオプティモ
本場エクアドル産のパナマハットブランド オメロオルテガから出ているオプティモというモデルです。
オプティモは、ラテン語のオプティモス(最上級)という意味からきているだけに、パナマハットの王様。中央のラインは、その昔輸出の時に折りたたんだ跡だそうで、後に上質パナマハットの証となりました。
オプティモというモデルはボルサリーノなどからも出ていますが、品質と価格のバランスで私はオメロオルテガが良いと思います。
中折れハット型のようにセンタークリースがないので、頭にかぶった時も安定して、かぶり心地も良いのが特徴です。
天然のトキヤ草を使用して、ブリーチをかけた白さが特徴ですが、何よりも本パナマで2万円台というのが高評価の理由です。
おすすめ度 | ★★★★ |
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合わせやすさ | ★★★★★ |
ブリム | 約6〜7cm |
フロント高 | 約11cm |
特徴 | 本パナマ |
色 | ホワイト |
素材 | 天然トキヤ草 |
グレード | 4-5 |
価格 | ¥22,500(税別) |
エロイベルナールのレジェス
パナマハット発祥地のエクアドル、その中の一大産地となっているクエンカのメーカー、ベルナール。高い品質はもちろん、洗練されたデザインに定評があります。
このパナマハットはなんといっても独特のトリコロールのリボンが特徴で、コーディネートの差し色にもぴったりです。
おすすめ度 | ★★★★ |
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合わせやすさ | ★★★★ |
ブリム | 約6〜7cm |
フロント高 | 約9cm |
特徴 | カラーリボン |
色 | ホワイト |
素材 | 天然トキヤ草 |
グレード | 4-5 |
価格 | ¥11,000(税別) |
エロイベルナールのパレッタ
個性光るカラーパナマは、その日の服に合わせて変化をつけても素敵。
ブリム(つば)が前下がりになっていて、この形状は編集長も太鼓判。
定番の白パナマも、カジュアルなスタイルによく合います。
おすすめ度 | ★★★★ |
---|---|
合わせやすさ | ★★★ |
ブリム | 約5.5〜6.5cm |
フロント高 | 約10cm |
特徴 | カラー展開 |
色 | ピンク・その他 |
素材 | 天然トキヤ草 |
グレード | 2-3 |
価格 | ¥7,000(税別) |
いかがでしたか?
初夏のスーツやジャケットスタイルに。
またはカジュアルシーンに。
小旅行にもぴったりなパナマハット。
ぜひ自分好みのパナマを見つけてみてくださいね。