良い帽子というのは、人生を豊かにしてくれる力を秘めており、かぶるだけであなたの個性が演出できる魔法のアイテム。
春夏の帽子の定番、涼しくて軽い、暑い季節の帽子といえば、パナマハットです。
見た目にも爽やかで涼しげなパナマハットは、トキヤ草という天然草を1つ1つ手で編んで作るというエクアドル発祥の帽子です。
昔からイギリスイタリア、そして日本の紳士は、夏になるとパナマハットを被りました。
夏の紳士を象徴する大人のアイテムだったんです。
そんなパナマハットは夏の帽子というイメージがあるかと思います。
パナマハットは日本に限らず、世界中で愛されている帽子ですので、一体いつからいつまで被っていいのか気になりますよね。
そこで今回は、パナマハットを被る時期、これからの季節に被りたいオシャレなパナマハットについてご紹介いたします。
記事の後半では、についてもご紹介しますので、最後までお付き合いくださいね。
目次
そもそもパナマハットとは?
そもそも、パナマハットとは一体何なのか?基本的な部分から紐解いていきましょう。
何かを編んで作った天然素材を使った帽子だ、というのはなんとなく想像ができますが、実はパナマハットとは「トキヤ草(パナマ草)」という椰子の木の葉っぱを原料にしています。
トキヤ草を裂いて細かくしたものを編んで作った帽子がパナマハットなのです。
なんといってもパナマハットは軽さが特徴です。軽さに加えてトキヤ草をしっかりと編んで作っているので丈夫、強さがあります。
夏は何をしても暑いですがパナマハットは通気性も良いので、日本の暑い夏でもあまり蒸れずに軽やかに被ることができます。
パナマハットの発祥の地はどこ?
さて、パナマハットはどこの国が発祥なのでしょうか?
パナマという名前がついているのでパナマ共和国、ではないのです。
涼しげな帽子ですので暑い国で作られたであろうことは察しがつきますよね。
実はパナマハットの発祥の地はエクアドル。
エクアドルと聞いて暑い国だと思う方が多いと思います。私もそうだと思っていたので調べてみました。
エクアドルは日本の本州とほぼ同じ大きさで、アンデス山脈を境に太平洋に面しているコスタ、山岳地帯のシエラ、アマゾン地域のオリエンテ、ガラパゴス諸島とバラエティに溢れる4つの地域に別れており、それぞれの地域によって気候が大きく異なります。
例えば山岳地帯にあるシエラに首都のキトは、標高が高いこともあり、年間の平均気温が14℃と1年を通じて過ごしやすい気候です。
その為「永遠の春」と呼ばれていたりもするのですが、海沿いのコスタは年間平均気温は25~28℃で5~11月の乾季の日中平均気温は25℃前後、12~4月の雨季はムシ暑く日中平均気温が30℃を超える日も少なくありません。
エクアドルの輸出品のほとんどは、このコスタで生産されており、パナマハットは19世紀中頃のエクアドル、この海沿いのコスタにある「マナビ県」という地で生まれました。
パナマハットの原料となるトキヤ草も正式には「パハ・トキージャ」という名前でエクアドルでしか育たない貴重な種のようです。
パナマハットという名前は文字通りパナマ運河からきているのですが、エクアドルではパナマハットは「トキージャハット」と呼ばれています。
パナマハットを被る時期
さて、そんなパナマハットの被る時期はいつからいつまでなのでしょうか?
エクアドルは赤道直下の都市ですので、暑い地域で生まれた涼しい帽子というのは理にかなっていますし、夏の帽子にピッタリですよね。
正直に言えば、いつからいつまでというのは個人の感覚や地域性によっても変わってきます。
例えば、北海道の4月と沖縄の4月は、暑さというベースを考えると大きく違いますよね。
しかし、あえて定義するとすればパナマハットを被る時期は4月から9月末頃にかけての期間が良いのではないでしょうか。
春が明け、気温が上がりどんどん暖かくなってくる4月のタイミングから被り始めれば、やや季節を先行する形でオシャレを楽しむ事ができますし、日本の9月はまだまだ蒸し暑い場合が多いですから秋直前までは被れるかと思います。
パナマハットの被り方
ここからはパナマハットの被り方について解説していきます。
基本的なパナマハットの被り方
パナマハットは、被る際の角度を少し変えるするだけでもおしゃれ度がアップしますが、極端に角度をつけることは初心者にはおすすめしません。
まずは基本的なパナマハットの被り方を押さえて、慣れてきたら少しずつアレンジしてみましょう。
パナマハットの基本的な被り方
①ブリム(ツバ)の前後を持ち、額に帽子の前部分をしっかりと押さえつけます。
②前部分を固定したまま、ゆっくりと帽子を被ります。
③左右の傾斜を整えて、完成です。
アレンジしたパナマハットの被り方
基本的な被り方をマスターしたら、次は被り方をアレンジしておしゃれ度をアップさせましょう。
帽子の被る際に、ほんの少し角度を調整するだけで、まったく違った見え方をするんです。
角度が違うだけでずいぶんと印象が違いますよね?
この中でも、パナマハットの被り方で特におすすめなのが「斜めに被る」です。
ファッショニスタ達は帽子を少し斜めにしていることがあります。
こうするだけで小粋な表情が出ます。
オーバーにしなくても良いのです。
他人にわからない程度、ほんの少し斜めにするだけでも随分とこなれ感が出ますよ。
オシャレで個性的なパナマハット
ここからはこれからの季節に被りたいおすすめのパナマハット をご紹介いたします。
ELOY BERNAL(エロイ ベルナール)のTORTUGA(トルトゥーガ)
最後にご紹介する1万円台以下で購入できるおすすめパナマハットは、エロイ ベルナールのトルトゥーガです。
エロイベルナールはパナマハットの発祥の地である本場エクアドルのブランドで、定番の白パナマはもちろん、トルトゥーガのようなオシャレなパナマハットやカラフルなパナマハットのも製作しています。
このトルトゥーガ、シンプルに見えて個性豊かなリボンがオシャレで良いアクセントになっていますね。
ELOY BERNAL(エロイ ベルナール)のTORTUGA(トルトゥーガ)はこちらから購入いただけます。
おすすめ度 | ★★★★ |
---|---|
合わせやすさ | ★★★★★ |
ブリム | 約5.5〜6.5cm |
フロント高 | 約10cm |
特徴 | 可愛らしい段巻きリボン |
色 | ベージュ・グレー |
素材 | 天然トキヤ草100% |
価格 | ¥14,300(税込) |
カラー展開はベージュとグレーの2色展開ですが、どちらも段巻きの個性豊かなリボンがオシャレな色柄をしています。
帽子全体がややシンプルな分、リボンの個性が際立ってより爽やかに見えますね。
シンプルなコーディネートに一振りのスパイスを演出してくれるようなオシャレ感が魅力の逸品です。
ビガリ サントリーニ
3つ目にご紹介する1万円以下で購入できるおすすめパナマハットはビガリのサントリーニです。
ビガリはオメロオルテガよりもさらにリーズナブルでありながら、天然トキヤ草を100%使用しており、良い意味で流行に敏感な側面も持ち合わせており、シーズンごとに開発専門の部門が最新のトレンドを追求しています。
爽やかなホワイトの帽体にネイビーのリボンが一際オシャレな輝きを放っていますね。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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合わせやすさ | ★★★★★ |
ブリム | 約6.5cm |
フロント高 | 約10cm |
特徴 | 本パナマ、スタイリッシュなフロントピンチ、段巻きリボン |
色 | ホワイト・ネイビー・ベージュ |
素材 | 天然トキヤ草100% |
価格 | ¥14850(税込) |
ビガリのサントリーニはカラーバリエーションもホワイト・ネイビー・ベージュと豊富なラインナップになっており、中でもこちらのホワイトのパナマハットに映えるネイビーのリボンの組み合わせは、まるでボルサリーのパナマファインを彷彿させます。
サントリーニといえば、エーゲ海を代表する世界的に有名なリゾート地の名前です。
サントリーニ島の美しい海の青と街並みの白のコントラストが特徴で「青と白の世界」とも呼ばれています。
このサントリーニというパナマハットがそんな「青と白の世界」を表現したモデルでビガリの中の「GREECE PARADISE(ギリシャの楽園)」というシリーズとしてリリースされています。
個性豊かなリボンがオシャレな帽子に込められたストーリーを読み解いていくと、かぶる楽しさもひとしおですね。
ELOY BERNAL(エロイ ベルナール)PALETA(パレッタ)
最初にご紹介する夏の休日コーディネートに合うおすすめの帽子は、ELOY BERNAL(エロイ ベルナール)のPALETA(パレッタ)です。
春夏の帽子の代名詞と言えば、やはりパナマハット。
パレッタの魅力はなんといってもそのカラー展開であり、定番の白パナマからナチュラル・ベージュ・スカイブルー・ブルー・サクラ、の豊富なカラーリングはどんな装いにも合わせることができ、キレイめの服装の男性にぴったりです。
初めて帽子を購入される方にも優しい価格帯であることも、パレッタのおすすめポイントです。
おすすめ度 | ★★★ |
---|---|
合わせやすさ | ★★★★ |
ブリム | 約5.5〜6.5cm |
フロント高 | 約10cm |
特徴 | 豊富なカラー展開とリーズナブルなコスト感 |
色 | ホワイト・ブルー・ピンク・その他 |
素材 | 天然トキヤ草100% |
価格 | ¥9,900(税込) |
パナマハットがネットで買える
実際にお店に足を運んで、どの帽子が似合うか店員と話をしながら購入するのは実店舗に行って帽子を選ぶ醍醐味ですよね。
これだ!とピンとくるオシャレな帽子があって、店員との相性もよければそれは最高のお買い物になります。
でも、
◼︎なかなかその時間を捻出できない
◼︎お店にいって試着するのは気が引けてしまう
◼︎これだ!とピンとくる帽子は見つけらなかったけど、これだけ話をしてもらって買わないのも悪いよな、、、
と勝手に申し訳なさを感じてしまうこともありますよね。
そんな時はおすすめの帽子の通販屋さんがあります。
時谷堂百貨
こちらでは紳士の帽子に特化した独自に輸入してセレクトした様々な帽子を取り揃えています。
ウェブで購入ができて、時々百貨店などで催しをやっていることはあるそうだが、実際の店舗はない、今の時代に合わせたスタイルのお店です。
これからの季節に大活躍するパナマハット はもちろん、フェルトハット、ハンチングなどの高級ハットから、コストパフォーマンスに優れたリーズナブルな帽子まで幅広く揃っています。
通販だけど無料で試着できるサービスがある
購入して、もしサイズが合わなかったら、、、と思うとなかなか手が出しづらいのが靴や帽子のネットショップです。
しかし、こちらでは30日間の無料試着サービスがあるので、届いてもし自分に合わなかった場合、交換してもらうことができます。
なかなか時間が捻出できない方、お店に行って試着するのは気が引けてしまうという方でも自宅で試着をすることができます。
頭のサイズの測り方
帽子を購入する際は、必ずご自身の頭のサイズを測っておきましょう。
実物を被ればフィット感のチェックはできますが、ネットで購入する際はひとつひとつ個体差がありますので注意が必要です。
頭のサイズの測り方
①耳の上1.5cmのを基準に、額から後頭部まで水平にメジャーを周す(ぴったり)。
②①の寸法にプラス1.0cmした数値が、購入を推奨できる帽子のサイズになります。
まとめ
こちらの記事では定番の白パナマを被ったファッショニスタのハットコーディネート例をご紹介していますので、こちらも合わせて参考にしてみてくださいね。
春、夏、秋、冬、季節に合った素材の帽子を持っているとコーディネートの幅も広がりますし、それぞれの季節の装いが華やかに、楽しくなります。
帽子が似合わない人はいない、私はそう思っています。
帽子はかぶるだけで洒落て見える、紳士なら1つは持っておきたい魔法のアイテム。
特にパナマハットは、スーツやジャケットとも相性抜群、見事に調和するので、気になる帽子はぜひチェックしてみてくださいね。
特にパナマハットは入荷すると日々在庫が少なくなっていくとのことなので、
パナマハット購入を検討している方は早めに、時谷堂のウェブサイトをチェック、購入してみてくださいね。
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