ボルサリーノだけじゃない!パナマハットの有名ブランド

良い帽子というのは、人生を豊かにしてくれる力を秘めており、かぶるだけであなたの個性が演出できる魔法のアイテム。

春夏の帽子の定番といえば、パナマハットですよね。

涼しくて軽い、暑い季節にピッタリの帽子、それがパナマハット

パナマハットとは、トキヤ草という天然草を1つ1つ手で編んで作るというエクアドル発祥の帽子です。

昔からイギリス、イタリア、そして日本の紳士は、夏になるとパナマハットを被りました。

パナマハットは夏の紳士を象徴する大人のアイテムだったんです。

そんなパナマハットには世界的にも有名なブランドがあります。

この記事では、パナマハットの有名ブランドについてお伝えいたします。

記事の後半では、初心者の方に向けて、被り方やコーディネートのポイント、パナマハット初心者におすすめのアイテムもご紹介しますので、最後までお付き合いくださいね。

パナマハットの有名ブランド ボルサリーノ

パナマハットの有名ブランドといえば、まず1番にあげられるのが「ボルサリーノ」です。

ボルサリーノは世界的に見ても有名なパナマハットブランドで、高級帽子の代名詞とも言われています。

ボルサリーノは、イタリアのアレッサンドロに本社を置く帽子メーカー。

ボルサリーノの歴史は1857年にまで遡ります。

創業者のジュゼッペ・ボルサリーノによってイタリアのピエモンテ州アレッサンドリアでスタートしたのがボルサリーノの始まりと言われています。

ボルサリーは辞書にも載っている

帽子メーカーであり、ブランド名でもあり、辞書にまで載っているのがボルサリーノなのです。

例えばリーダーズ英和辞典には次のようにあります。

borsalino

広縁の柔らかいフェルト製の男子帽。”ボルサリーノ ハット”として使われることもある。

(引用元:リーダーズ英和辞典)

 

オックスフォード新英英辞典には、さらに、

20世紀初頭、この名前の帽子製造業からはじまった。

(引用元:オックスフォード新英英辞典)

と説明されています。

その他数々の辞書、また小説にも登場するのがボルサリーノで、ブランド名というわけです。

ボルサリーノといえばパナマハットや、フェルトのソフトハットのイメージが強いですが、実はハンチング帽やベレー帽などの様々な帽子も製造しています。

2007年にはボルサリーノジャパンが設立され、現在日本で販売されているボルサリーノ ハットは、イタリア製だけではなく、2016年までは日本のメーカー 中央帽子がライセンスを取得して製造している帽子も多く存在していました。

ボルサリーノと映画

ボルサリーノといえば、アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドが主演したマフィア映画があります。

ジャック・ドレー監督の映画で、映画でスナップブリムでかぶったボルサリーノのソフトハットは一躍紳士ハットの憧れの存在になりました。

ボルサリーノと本

ボルサリーノの歴史やストーリーをまとめた、ボルサリーノ物語という本も出版されています。著者である服飾評論家の出石尚三氏は、実際にボルサリーノの工場見学をしたそうです。

 

ボルサリーノのおすすめパナマハット

ここからはボルサリーノのおすすめパナマハットをご紹介いたします。

ボルサリーノ パナマ ファイン

まずご紹介するボルサリーノのパナマハットはファインというグレードの帽子です。

ブリムの雰囲気とリボンに使われている鮮やかなネイビーがとても美しいですね。もはや説明のしようがない仕上がりといえます。

引用元:ボルサリーノ 公式HP

ボルサリーノのファインはこちらから購入いただけます。

おすすめ度 ★★★★
合わせやすさ ★★★★★
ブリム 約5.5cm
フロント高 約10.5cm
特徴 本パナマ
ホワイト×ブルー
素材 天然トキヤ草
価格 ¥53,000(税別)

ボルサリーノのパナマハットには、4つのグレードがあり、それぞれのグレードによってクオリティ・コストが分かれており、ファインはボルサリーノのパナマハットの中でもスタンダードなグレードです。

◼︎キート

◼︎ファイン

◼︎エクストラファイン

◼︎モンテクリスティ

とグレードが上がっていって、お値段も上昇していきます。キートが3万円台で、こちらのファインが5万円台。モンクリスティのグレードまでいくと10万円以上もするのです。

名門老舗帽子ブランド オメロオルテガ

ここからはボルサリーノと同等の帽子ブランドをご紹介します。

まずはオメロオルテガです。

こちらオメロオルテガはボルサリーノほどの知名度こそないものの、正真正銘のパナママットの本場エクアドル産。エクアドルの中でも高級パナマハットの代表格として世界的な知名度を誇るトップブランド。

日本で手に入るパナマハットの中でも非常に高品質という点も見逃せないポイントです。

創設者Homero Ortega(オメロ オルテガ)氏

創設者はオメロオルテガ氏。5代に渡りパナマハット制作を生業とするオルテガ一族に生まれた彼は、幼少期より父からパナマハットの製造にまつわる技術の指南を受けて育ち、今では世界中に名を轟かせるパナマハット ブランドの地位を確立しました。

オメロオルテガのおすすめパナマハット

ここからはオメロオルテガのおすすめパナマハットをご紹介いたします。

Homero Ortega(オメロ オルテガ) MOUSE RIVER(マウス リバー)

まず最初にご紹介するのは、オメロオルテガのマウスリバーです。

オメロオルテガは、パナマハットの起源国・エクアドルから、高級パナマハットの代表格として世界的な知名度を誇るブランドです。

その中でもマウスリバーは引き締まったトップクラウンのへこみが帽子全体をしっとりとした落ち着いた雰囲気、深みや品のあえるクラシックな帽子で、スーツ、ジャケパンスタイルにも相性抜群です。




Homero Ortega(オメロ オルテガ)の MOUSE RIVER(マウス リバー)はこちらから購入いただけます。

おすすめ度 ★★★★★
合わせやすさ ★★★★★
ブリム 約6.5cm
フロント高 約10cm
特徴 きめ細やかな編み目・クオリティの高さ
ホワイト
素材 天然トキヤ草100%
価格 ¥88,000(税込)

きめ細やかな編み目で高級感のあるハットが欲しい、フォーマルな装いにも合うパナマハットが欲しい、エレガントさを求める方には特にオススメの一品。

(しゃしん)

このマウスリバーを被れば、春夏のスーツ。ジャケットスタイルは落ち着いた大人の魅力で溢れること間違いありません。



名門老舗帽子ブランド ビガリ

続いてご紹介するブランドはビガリです。

ビガリも帽子の国エクアドル発祥のブランドで、パナマハット とウールフェルトハットを世界に発信している国際的なブランドです。

創業は1928年で創業からずっとエクアドルに拠点を構える老舗帽子メーカーであります。

メイドインエクアドルに徹底してこだわっており、職人がひとつひとつ手作業で行う昔ながらの製法で作られる帽子は、世界中にファンを持つにふさわしい質・クオリティ・コストが揃っています。

BIGALLI(ビガリ)

また、ビガリはパナマハットやウールフェルトハットの帽体(帽子の原型)を世界中に提供していることでも知られています。

この帽体というのは、秘伝のたれのレシピも同然です。

このレシピを世界に提供ししていることからビガリの帽子業界をより良くしたい、という思いと懐の深さも伺えます。

ビガリのおすすめパナマハット

ここからはビガリのおすすめパナマハット をご紹介いたします。

ビガリ サントリーニ



こちらがビガリのサントリーニです。

ビガリはオメロオルテガよりもさらにリーズナブルでありながら、天然トキヤ草を100%使用しており、良い意味で流行に敏感な側面も持ち合わせており、シーズンごとに開発専門の部門が最新のトレンドを追求しています。

爽やかなホワイトの帽体にネイビーのリボンが一際オシャレな輝きを放っていますね。

ビガリのサントリーニはこちらから購入いただけます。

おすすめ度 ★★★★★
合わせやすさ ★★★★★
ブリム 約6.5cm
フロント高 約10cm
特徴 本パナマ、スタイリッシュなフロントピンチ、段巻きリボン
ホワイト・ネイビー・ベージュ
素材 天然トキヤ草100%
価格 ¥14850(税込)

ビガリのサントリーニはカラーバリエーションもホワイト・ネイビー・ベージュと豊富なラインナップになっており、中でもこちらのホワイトのパナマハットに映えるネイビーのリボンの組み合わせは、まるでボルサリーのパナマファインを彷彿させます。

サントリーニといえば、エーゲ海を代表する世界的に有名なリゾート地の名前です。

サントリーニ島の美しい海の青と街並みの白のコントラストが特徴で「青と白の世界」とも呼ばれています。

このサントリーニというパナマハットがそんな「青と白の世界」を表現したモデルでビガリの中の「GREECE PARADISE(ギリシャの楽園)」というシリーズとしてリリースされています。

個性豊かなリボンがオシャレな帽子に込められたストーリーを読み解いていくと、かぶる楽しさもひとしおですね。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

パナマハットと言えば、まず第一にボルサリーノがあげられますが、世界にはボルサリーノと同等の国際的な帽子ブランドが存在します。

どの帽子を選ぶかは人それぞれですが、ブランドだけでなくクオリティやコスト、様々なことを考慮した上で購入することで納得した帽子選びに繋がります。

春、夏、秋、冬、季節に合った素材の帽子を持っているとコーディネートの幅も広がりますし、それぞれの季節の装いが華やかに、楽しくなります。

帽子が似合わない人はいない、私はそう思っています。

帽子はかぶるだけで洒落て見える、紳士なら1つは持っておきたい魔法のアイテム。

スーツやジャケットとも相性の良い帽子は多く、またそういった帽子はセーターやコートといったアイテムとも見事に調和するので、気になる帽子はぜひチェックしてみてくださいね。

これからの季節には大活躍するパナマハットは、どの帽子屋でも入荷すると日々在庫が少なくなっていいきますので、パナマハット購入を検討している方は早めに、帽子屋まで足を運ぶか、ウェブサイトをチェック、購入してみてくださいね。

 

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