帽子には、いろいろなタイプがありますよね。
そしてデザインも様々です。
ところで、羽根や花飾りが付いた帽子がありますよね?
この帽子の羽根や花飾り、一体どんな意味があるかご存知でしたか?
この図版は、17世紀の、クラウンが高くセンタークリースもないナチュラルな帽子です。
花飾りが右側にきていますが、これは自画像なので、実際には左側に飾りがあります。
この帽子の飾りのように、羽根や花を飾りました。
スーツやタキシードに付けるブートニエール
ブートニエールはご存知ですか?
これはスーツやタキシードの衿に飾るお花。
もともとの意味は、女性に花束を渡します。
これがプロポーズなんですね、それで返事がOKだったら、その花束の中からすっと一輪抜いて、女性は男性の胸や衿に付けるわけなんです。
逆にいえば、私は彼女にプロポーズして、OKを貰ったんだよ、女性に人気があるのさ。というような主張でもあります。
帽子のお花も含め、お花を飾るということは簡単にいえば私はモテますよ、というような解釈がなかったわけではありません。
帽子に付いている羽根
羽根飾りも似たような心理の現れとでもいいましょうか。
帽子の羽根は、ある意味自慢です。
私は狩猟がうまい、飛ぶ鳥を落とせる腕前なのだ。
先日も2、3羽落としたのだ!と射落とした鳥の羽根を飾ったのが始まりです。
こうして、花や帽子は次第にデザインになっていきました。
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