帽子の持ち方かぶり方と置き方 クラウンを持たずにブリムの前後を持つマナーと意味

帽子をかぶる時、どんな持ち方、どんなかぶり方をしていますか?

また、どんな風に帽子を置いていますか?

西洋には帽子の扱い方を見れば、紳士かどうかわかる、という表現があるほどで、他人にも見られるとても重要なポイントです。

帽子はつば(ブリム)を優しく持つ

帽子を取り扱う時は、まずこのような状態で置いてある帽子の前後を持ちます。

(後ほどご説明しますが帽子を置く時はクラウン(山)を下にして置きます。)

帽子を持つという行為においては、必ずツバ(ブリム)を持ってかぶります。

帽子をかぶる時は、こんな風に額に押し付けるように前からかぶります。

なぜなのでしょう?

それは、帽子をかぶり終えた時に前髪がはみ出してしまっている!という事態を避けるためです。

このように前から帽子をかぶせていけば、最後前髪を帽子の中に押し込むこともできます。

前からかぶって、後ろにかぶっていきます。

つば(ブリム)は前髪をいじるように癖付けしても素敵です。

基本的には両手で扱うのがポイントです。

 

帽子のクラウンを掴まない

帽子を被る時に避けたいのが、クラウンを直接手で持って被ることです。

中折れハットなどはちょうど真ん中がへこんでいますので、掴みやすそうにも見えるのですが、こうやって被ってはいけないのです。

クラウンを持って被ると、以下のような現象が!

  1. 割れてしまう
  2. 汚れる
  3. 型崩れ
  4. マナー違反

帽子が割れてしまう

夏のパナマハットなどは、トキヤ草という天然の草を原料にしています。

クラウンを持って扱っていると、割れてしまう可能性もあるのです。

しかも、一度割れてしまうと元には戻せないのです。

これは避けておきたいリスクですよね。

帽子が汚れる

白い帽子などは特にそうなのですが、クラウンを直接持って汚してしまうと、とても目立ちます。

クリーニングという手もありますが、できれば汚さずに末長く使いたいものです。

帽子が型崩れする

帽子は形作られるまでに何度もプレスして、帽子デザイナーが考える形が表現されています。

ですが、クラウンを手で持つことで型崩れする可能性があります。

できれば優しくそっと、小さな子供を抱くようにそっと扱いたいものです。

帽子のマナー違反

洋服も和服もそれぞれ着方があります。もちろん帽子にも被り方があるのです。

実は帽子は、衣類の中でも一番礼を重んじるアイテムだと言われています。

それだけに帽子の持ち方、置き方を日常から意識すると良いのです。

さて、それではなぜ帽子のクラウンを掴むことがマナー違反なのでしょう?

帽子のクラウンを掴むとマナー違反になる理由

日本人の感覚からすると、どうしてそんなマナーが存在するのだろう?と思われる方が多いと聞きます。

ですが、この感覚は西洋の方であれば、それは失礼なことだ、と大変納得されると聞きます。

なぜ掴んではいけないのでしょう?

決してクラウンを持ってはいけない、ということではないのです。クラウンをそっと両手で持つことは問題がありません。

形が崩れる、など物理的なことではなく、マナーと言われてもピンとこないものです。

それは、帽子のクラウンという名前にヒントがあります。

クラウン=王冠

クラウンとは、日本語で考えると王冠。

王冠とは、王様がかぶるものです。

日本で王冠というとあまり馴染みがないのですが、例えば一般庶民や王様の側近が、王様の王冠を片手で掴んで持っていたらどんな風に目に映るでしょう?

驚いて周囲の人間が止めに入るかもしれません。

帽子のクラウンは、その名から連想できる通り、王様のかぶる王冠。王冠を掴んで持ったらマナー違反というと納得感があります。

ヨーロッパに行く場合などは特に注意が必要です。良くも悪くも日本と違い、帽子の扱い方、履いている靴などで相手を評価します。

ビジネスで帽子を被る場合などは、それで商談がうまく行かないということも考えられます。

マナー違反があれば帽子を被る時にクラウンを持つということは、マナー違反になるということは知っておいた方が良いわけです。

帽子の持ち方 著者の実体験

帽子の扱いというのは日本ではなかなか知られていないものだと思います。

かくなる著者は、洋服を取り扱う仕事をしております。

ある日、一緒にビジネスがしたい!という私よりも3つほど年齢の若い方がやってきました。

何度かお話しをさせていただいて、私もお世話になっているデザイナーさんも同席して食事をした時です。

私より若い彼は、帽子のクラウンを手でぎゅっと持って扱ったのです。

私は少しがっかりして、その方とお仕事をするのは辞めにしました。もちろんそれだけが理由ではないのですが、彼はただファッションとして帽子を被っていました。こんな風に、教養がないのかな・・・と帽子の扱い1つを見て、その人となりが判断されるということはあるわけです。

今考えますと、彼のために一言注意すべきだったかなあなどとも思いますが、お世話になった方との食事の席でもあったので、伏せておきました。

いかがでしたか?

帽子の被り方も非常に深いですよね。

一目置かれる帽子の被り方マナー、ぜひ実践してみてください。

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