結婚式やフォーマルな場面でかぶる男性の帽子の種類は?マナーやNG事例をご紹介

男性は結婚式に呼ばれた場合、帽子をかぶっていこうと思った場合、どんな帽子が良いのでしょう?

またどんな帽子がNG?

そもそも、帽子は結婚式などの式典に出る際にかぶっていて良いものでしょうか?

帽子に対するマナーの考え方

 

基本的に帽子は、室内では脱ぐということが基本になっています。

ですから、チャペルや式場といった室内では男性は帽子を取るのがマナーとなります。

屋外なら問題ありません。

室内では脱ぐのが基本

結婚式場やチャペルなど、屋内に入ったら帽子は脱ぐのが基本です。

そして、クロークなどがあれば荷物と一緒に預かってもらいます。

帽子はクラウンを下にして置いて、グローブなどがあればそこに入れて預かってもらうのがスマートですよ。

とはいえ、現代ではファッションで室内でも帽子をかぶるということに寛容になっている節もあるかもしれません。

漫画家、手塚治虫さんは、ベレー帽は僕の顔の一部だ!と脱がなかったエピソードもありますが、手塚治虫さんがお祝いにかけつけてくれたとして、室内でベレー帽をかぶっていたとして問題だ!と言う人は少数かもしれませんね。

マナーとしては、室内では脱ぐ、ということを心に留めておきましょう。

結婚式や式典・フォーマルのシーンでかぶる帽子

結婚式や、式典などの晴れの日、服装も普段とは違う特別な装いを意識しますよね。

さて、帽子はどうやって選んだら良いのでしょう?

ホンブルグ

ホンブルグは、ブリム(つば)がカーブした、やや固めのセンタークリースが入った中折れハットです。

もともとホンブルグハットが登場する前までは、シルクハット(形はトップハット)をかぶっていました。

その頃は着丈の長いモーニングコートの前進、やはり着丈の長いフロックコートを紳士は着ていたわけですが、スーツのような短い着丈の、当時としてはややカジュアルな服(ラウンジコート)が登場します。

そこで、帽子もシルクハットではなく、ホンブルグハットを合わせるようになりました。

スーツにホンブルグハットを合わせて、晴れの日は胸を張って歩きたいですね。オプラビット(チェコ)は一押しのホンブルグ。あとは、ステットソン(アメリカ)ですかね。グエラ(イタリア)という手もあります。

黒の中折れハット

中折れハットとは、帽子のクラウン(山)の部分にセンタークリースが入った帽子です。

フォーマルということでブラックカラーの中折れ帽は定番といえます。

シーンによりますが、リボンなどもシックな方が良いでしょう。

中折れハットの素材は、ビーバー、ラビット、ウール。最高級はビーバーで、ラビットも上質です。特別なシーンであればビーバーやラビットのファーフェルトハットが良いと思います。

フォーマルなシーンといえば冬のチェスターフィールドコート。

黒の中折れハットとも相性抜群です。ラビットのハットで、細かいところの処理も綺麗な、ノーブルや、ボルサリーノが良いでしょう。

トップハット

クラウンが四角い、最もフォーマルな帽子といっても過言ではないのがトップハットです。

シルクハットじゃないの?という風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

シルクハットは、素材がシルクで、帽子の形の名前としてはトップハットなのです。

というのも、もともとはビーバーの毛皮を貼っていたのです。紳士はこぞってこのビーバーのトップハットをかぶったので、ビーバーの乱獲が進み、結果ビーバーが獲れなくなって、シルクで代替えしたから、シルクハットと呼ばれるようになったのです。

トップハットは、正礼装とされるモーニングコートを着る場面や、燕尾服を着る場面などに合わせるハットです。モーニングコートよりも以前の時代は、フロックコートにトップハットを合わせていました。

最もフォーマルな帽子は?といえば、現代なら間違いなく200年を超える歴史のある、このアンプルールのトップハットを合わせると良いと思います。高価ですが、同じく200年以上の歴史のあるクリスティーズのハットも間違いありません。

結婚式やフォーマルではかぶるべきでない帽子

結婚式やフォーマルなシーンで、意味としてかぶるのはふさわしくない帽子があります。

なかなか日本人には馴染みがないかもしれませんが、その帽子がどんなことを意味しているか?によっては、確かに結婚式にはふさわしくないかも、と感じるものがあるかもしれません。

ベレー帽は避ける

ベレー帽は、おしゃれな帽子ですよね。

バスクベレーとブルタンベレーに分かれるのですが、現代のベレーといえばバスクベレーだと思います。基本的にベレー帽は、結婚式やフォーマルなシーンの帽子としては避けた方が良いでしょう。

そもそも、これはバスク地方の農民がかぶっていた帽子で、それ以前は聖職者がかぶっていた角帽ではあります。

しかしトレンチコートとベレー帽と、ミリタリー要素も強いです。結婚式などのフォーマルというシーンにおいては避けた方が良いと思います。

ハンチング帽は避ける

ハンチング帽は、フォーマルの帽子、トップハットでは動きの激しい狩猟などには不向きということで生まれた帽子といわれます。

スポーティで、実用的、ツイードのジャケットなどと良く合います。現代でもカジュアルな雰囲気がありますよね。

スポーツキャップなどもそうですが、結婚式などのフォーマルなシーンには避けた方が良い帽子ということになります。

まとめ

結婚式やフォーマルな場面でかぶる帽子としては、

・ホンブルグ

・ブラックの中折れ帽

・トップハット(シルクハット)

となります。

また、NGなのは、

・ベレー帽

・ハンチング

・キャップ

などです。

基本的に帽子をかぶって移動したとしても、室内では帽子を脱ぐのは基本となります。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です