映画館では帽子は脱ぐ?脱がない?

今日もはっと息を飲む帽子ストーリーを探して。ハットスタイル編集長の松はじめです。

帽子は長い歴史や文化がありますが、マナーやエチケットも存在します。

例えば、映画館で映画を観ようと思った時、帽子は脱ぐものでしょうか?

映画館では帽子は脱ぐ

基本的には映画館では帽子を脱ぐのがエチケットとなります。

そもそも男性の場合は、屋外で人と挨拶する時にも帽子を取るのがエチケット、また女性と話す時にも帽子を脱ぐべきと言われます。

ところが、女性の場合は帽子も髪飾りの一種と見なされます。

そこで、室内でも脱がなくても良いとされています。

ただし、映画館の場合は後ろの方の鑑賞の邪魔になる可能性があります。

そこで映画館では帽子を取るのがエチケットなのです。

ブリム(つば)の大きい帽子は脱ぐ

女性の場合は帽子は室内で脱がなくて良い、と書きましたが、ブリム(つば)が大きめの帽子などは、もともと日除け用。

こういった帽子は室内では脱いだ方が良いのです。

男性の場合は、室内では例外なく脱ぐのがマナーです。

映画館でニット帽やハンチングは脱ぐ?

それでは男性が被っている帽子で、ニット帽やハンチング、ベレー帽などのつばの無いタイプの帽子であれば、映画館で脱がなくても良いのでしょうか?

答えは、本来やはり映画館では脱ぐのがマナーとなります。

近年は寛容になった節があるので、帽子を脱がないで映画を見ている方は少なくないように思います。

これはカフェやレストラン、学校や図書館など色々なところで見る光景です。

またデザイナーなど、帽子をスタイルとして被っていて様になっている場合、室内でも帽子を脱がずにスタイルを貫いている方もいるように思います。

ただ、原則は脱ぐ、というポイントを知っておくといざという時に恥を欠くこともなく、他人に深いな気持ちを与えずに済むわけです。

映画館(室内)で帽子を脱がんとは、どうなっとるんだ!と思われる場合もあるということなのです。

帽子を脱ぐようなら真の紳士

イギリスに、こんな言葉があります。

もしその人物が家の中に入って来て、帽子を脱ぐようなら真の紳士。帽子を脱がないのなら紳士のふりをしている男。そして帽子をかぶっていない人物は、紳士のふりをすることさえあきらめている男。

たかが帽子、されど帽子。

そのマナー、扱いを実は見定められている、ということがよくわかりますね。

帽子に限ったことではないのですが、特に西洋では服装で相手を判断する節があります。

これは、今の日本とは違って、階級社会という社会構造が関係しています。

例えば高級ホテルで働いている身分の人間は、宿泊する貴族階級の方にサービスを提供したとします。この時、良い服、良い靴、良い時計をしている紳士に濃厚なサービスを提供した方が、普通の服装の男性よりもチップを弾んでもらえる可能性があるのです。

ある意味で上流階級は、服装を含めたマナーを子供に教育するわけです。

自動車に乗って、高級ホテルに宿泊し、一流の学校に通うエリートと、地下鉄に乗って通勤し、学校に通う層の人間は別の階級であって、食事をするお店も違うわけですし、服も違うというわけです。

もちろん、見た目だけでなく教養も大切ですが、まずは帽子を含めたマナーがきちんとしていることが、特に西洋諸国では大事なのです。

挨拶をする時のマナー

男性が、少し遠いところから友人、知人を見かけたとします。

こんな時は、帽子を脱ぐまではしなくとも良いのですが、軽く持ち上げて会釈します。

もちろん近くで会った時には、きちんと帽子を脱ぐのがマナーです。

帽子にはいろいろなエチケット、マナーがありますね。

いつもさり気なくできるよう、所作を身につけておくと素敵です。

まとめ

映画館・劇場では、基本的には帽子を脱ぐのが良いでしょう。

男性は、そもそも室内では帽子を脱ぐ、というのがマナーです。

そして女性は室内で脱がなくても良いとは言われますが、邪魔になる可能性のあるツバの大きい帽子は、映画館では脱いだ方が良いでしょう。

もちろん、帽子を脱ぐに越したことはありません。

ファッションとして帽子を取り入れている方がほとんどだと思いますが、気に留めておくと良いかもしれません。

はぁ、でも映画館で映画も観たい・・・でも帽子も被りたい・・何か良い案はないのかしら・・・

それは松、映画館を貸し切れば良いだけだ!というご意見ございましたらなるほどご尤もでございます、と私シャッポを脱ぐしかございません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です